令和8年度Sメディア5月期 法学 第6回(根本晋一)
By 日本大学通信教育部 教務課【ch.1】 · more summaries from this channel
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Summary
この講義では、法と道徳の違い、法の強制力の根拠としての法益保護、社会維持、パターナリズム、そして自己決定権の侵害の可能性について解説し、さらに法の存在形式として制定法、慣習法、条理、判例法について説明しました。
Key Points
- —法と道徳は重なる部分もあるが、法には違反した場合の制裁という強制力が伴う点が異なる。
- —法の強制力の根拠は、法益の保護、社会秩序の維持、そしてパターナリズム(国家が国民の利益のために介入すること)である。
- —パターナリズムは、福祉政策や未成年者保護などに見られるが、個人の自己決定権を侵害する可能性があり、憲法13条の幸福追求権との関係で問題視される。
- —自己決定権は、憲法13条の幸福追求権に含まれる権利として、判例・通説で認められており、英語では「オートノミー」と呼ばれる。
- —法の存在形式(法源)には、制定法(法律、条例、命令など)、慣習法、条理、判例法がある。
- —制定法は国会で可決される法律が代表的であり、最も確実性の高い法源とされる。
- —慣習法は、明文規定はないが、法的な確信によって支えられ、社会通念として通用するようになったもの。
- —条理は、制定法や慣習法がない場合に、裁判所が物事の道理に従って判断する際の最後の手段。
- —判例法は、制定法や慣習法の解釈を明確にするため、またはそれらが存在しない場合に、類似の事例における裁判所の判断が繰り返されることで形成される。
- —刑事事件においては、罪刑法定主義の観点から、慣習法や条理を法源として用いることは原則としてできず、制定法と判例法のみが法源となる。
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